ココロまいるど

武道と瞑想の実践と、お釈迦様の教えから学んだことを、色々なところからヒントを得て記事にしています。

ひとめを気にする生き方

2013.11.17 Sunday 18:34
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    JUGEMテーマ:こころ


     権力やお金のある人が隣に住んでいるとすれば、自分のことをどのように感じるでしょうか。

     たとえば、家が隣にあるならば、自動車や家具、庭の広さなど、自分の持ち物の安っぽさを、何かにつけて感じてしまうかもしれません。隣家のことをうらやましがっている家族を見るのも面白くないでしょう。
     また、隣人が、自分の姿を目に入らないかのように無視しているようなら、さらに惨めさがつのります。
     逆に、隣人の声を耳にすると、悪く言っていないかと気になり、自分の立ち居振る舞いを見られて、粗野な奴と思われていないかと気になったりします。

     ところで、少ないとはいえ、自分の財産は守りたいものです。
     家屋の密集しているところだと、火事になったら類焼をのがれられませんし、人里離れた一軒家では盗難の危険が高まります。
     財産があると思えば、盗られないかと心配し、財産がなくて貧乏だと思えば、嘆きが大きくなります。

     自分のことを権力がありお金があると思えば、更に増やしたい、失いたくない、と考えたりします。
     逆に、貧乏だと思えば、軽蔑されている、と考えたりします。

     これらのような考えでは、この世は生きにくく、心を悩ますことばかりです。
     ひとめを気にする生き方は、どこに住んでいても、どのような仕事に就いていても、心が安らかに休まることはないのです。

     

    私本方丈記 | - | - | - | - |